令和3年度 学校経営方針

令和3年4月1日

令和3年度 藤井寺市立第三中学校 運営方針

藤井寺市立第三中学校
校 長  奥  雅 美

《基本理念》
文化伝統を尊重し、学ぶ喜び、つながる喜び、高まる喜びを感じながら、たくましく健やかに生きる人間の育成

藤井寺市教育振興基本計画(令和3年4月改定)

学校教育目標

~豊かな人間性・知性・創造性を備えた人間を育てる~
(1)人権を重んじ、平和を愛する生徒を育てる
(2)豊かな心と個性、やさしさを備えた生徒を育てる
(3)理解力、思考力、判断力、実行力のある生徒を育てる
(4)集団の中で心身を鍛え、みんなと共に生きる生徒を育てる

<めざす学校像> 

1.いじめや暴力のない学校、すべての生徒に居場所がある安心できる学校
2.仲間とつながる喜び、わかる・できる喜びを味わえる学校
3.生徒が自立し、豊かな文化活動に取り組む学校

 

≪優しさのあふれる人であれ! ~ユニバーサルデザインによる学校づくり~≫
ユニバーサルデザインによる学校づくりとは、あらゆる人を人(個人)として尊重し、思いやりの心を持って助け合う学級・学校をめざすという考え方である。本校が取り組んできた学校づくりにより「優しさのあふれる学校」となり、「優しさのあふれる人」でいっぱいになる。それは、本校の教育目標、めざす学校像の実現に他ならない。

1.全ての生徒にわかりやすい指導の工夫 ~ユニバーサルデザインによる授業づくり~
2.生徒会活動の充実
3.生徒理解を深め、ひとり一人を大切にする指導の徹底
4.不登校・いじめ・暴力行為をなくすための粘り強い対応
5.基礎的環境整備と合理的配慮の提供

 

●『歌声の響く学校・花が咲く学校』を築こう!!
本校の伝統である「歌声」を大切にしよう。心を合わせ、息をそろえ、いいハーモニーを生むために、声を出せる安心感・解放感・心の共鳴(共感)のある集団を作ろう。いじめや暴力があれば歌声は響かない。誰もが参加できる集団の中にリーダーが育ってくる。
学年合唱の取り組みは、絶好の仲間づくりの機会となる。この取り組みの成功こそが、めざす学級集団・学校のイメージであり、全教職員で取り組みたい。
また、学校は生徒たちが生活する第二の家である。「花が咲く」とは、心穏やかに生活や学習に適した環境を整えた学校をつくろうということである。自分たちが生活する学校を自分たちの手できれいにしよう、大切に使おうという意識を教職員や生徒が持てるようにしたい。
何よりも、生徒にとって最高の学習環境とは、教職員のチームワークがいいことであり、子どもたちに関わる全ての大人(教職員、保護者、地域の方々)がつながり協力し合う姿である。

 

(1)信頼関係の構築(信頼があってこそ教育は成り立つ)
生徒と教職員、保護者と教職員、教職員どうしの間に信頼があってこそ、教育は成り立
つ。まずは、生徒を受け止め、信頼関係を深めながら指導にあたり、保護者との信頼関係を粘り強く築いていくことが大事である。そのためには、生徒に寄り添い、保護者に寄り添い、対話を大切にしてほしい。
(2)学習環境の充実(すべての子どもが生き生きと学習できる楽しい学校づくり)
共に学び、育ち合える授業、学習意欲を高める授業づくりをめざす。教職員はすべての生徒にとってわかりやすい指導方法を工夫し、教材研究を深め、ICTを活用し、よりよい
授業をめざす。
(3)教師も生徒もその持ち味を生かした教育活動・学習活動で力を伸ばす
それぞれの良さを生かし、何をどう伸ばすかを考える。学び続ける意欲や新しいことにチャレンジする姿勢を大切にする。
(4)生徒会活動の活性化(生徒会活動を活発にし、自治の力・自主性を育てる)
生徒の中から、リーダー集団を育てる。温かく、ぬくもりのある生徒集団を育てる。活
動を通して人間関係力を構築し、人と交わる力やコミュニケーション力を育てる。
(5)地域に根ざした学校(「繋ぐ・つながる」開かれた学校づくりに努める)
学校でも、地域でも、子どもたちが大人の顔を知り、大人が子どもたちのことを知る。
子どもたちに関わる全ての大人(教職員、保護者、地域の方々)がつながり協力し合う姿があれば、子どもたちはまっすぐ育つ。
(6)教職員集団の輪(和を尊ぶ和の状態を作って納得いくまで議論できる集団であれ)
教職員自身が学ぶこと、学ぼうとする姿勢が大事である。生徒の成長を共に喜び合える
教職員集団をめざし、教職員どうしの信頼関係を大切にし、情報と責任の共有をはかる。
学校教育目標に添って全校・学年の足並みをそろえて取り組む。