令和4 年度 藤井寺市立第三 中学校 運営 方針
040401
学校教育目標
(1)人権を重んじ、平和を愛する生徒を育てる
(2)豊かな心と個性、優しさ を備えた生徒を育てる
(3)理解力、思考力、判断力、実行力のある生徒を育てる
(4)集団の中で心身を鍛え、みんなと共にたくましく 生きる生徒を育てる
<めざす学校像>
2.仲間とつながる喜び、学びを深め、 わかる・できる 「 喜びを味わえる学校 」
3.生徒の 自立 と主体的な取り組みを 「 支援する 学校 」
≪優しさのあふれる人であれ!》
本校が長年取り組んできた「優しさ のあふれる学校」 づくり は 「賢さ」「たくましさ」を育む 環境 土台となる ものである 。 あらゆる人を人(個人)として尊重し、思いやりの心を持って助け合う 集団 、 学級・学校 環境の中で、 社会で生き抜く「賢さ」「たくましさ」を身に着け ること 。 それこそが社会人基礎力 育成 の実現に他ならない。
1. 生徒が主体的に学ぶ 授業をめざす 教職員も主体的に授業づくりを学び合う
2.生徒会活動はじめ生徒の主体的活動 の充実 …「歌声の響く学校」「花が咲く学校」
3.生徒理解を深め、一人ひとり を大切にする指導の徹底
4.不登校・いじめ・暴力行為をなくすための粘り強い対応
5.基礎的環境整備と合理的配慮の提供
(1)信頼関係の構築(信頼があってこそ教育は成り立つ)
生徒と教職員、保護者と教職員、教職員どうしの間に信頼があってこそ、教育は成り立つ。まず、生徒を受け止め、信頼関係を深めながら指導にあたり、保護者との信頼関係を粘り強く築いていくことが大事である。そのためには、生徒に寄り添い、保護者に寄り添い、対話を大切にしてほしい。
(2)学習環境の充実(すべての子どもが生き生きと学習できる楽しい学校づくり)
共に学び、育ち合える授業、学習意欲を高める 授業づくりをめざす。教職員は生徒が主体的に参加 し、 わかる授業 を工夫し、教材研究を深め、 ICT を活用 するなど 、 よりよい授
業をめざす。
(3)教師も生徒もその持ち味を生かした教育活動・学習活動 で力を伸ばす
個人の良さを 生かし、何をどう 伸ばすかを考え る 。 学び続ける意欲や 新しいことにチャレンジする姿勢を大切に する 。
(4 )生徒会活動の活性化 (生徒会活動を活発にし、自治の力・自主性を育てる)
生徒の中から、リーダー集団を育てる。温かく、ぬくもりのある生徒集団を育てる。活動を通して人間関係力を構築し、人と交わる力やコミュニケーション力を育てる。
(5 )地域に根ざした学校 (「繋ぐ・つながる」 開かれた学校づくりに努める)
学校でも、地域でも、子どもたちが大人の顔を知り、大人が子どもたちのことを知る。
子どもたちに関わる全ての大人(教職員、保護者、地域の方々)がつながり協力し合う姿があれば、子どもたちはまっすぐ育つ。
「三中フェスタ」 「花づくり」「防災」 等
(6 )教職員集団の輪(和)を尊ぶ (和の状態を作 って納得いくまで議論できる集団であれ)
教職員自身が学ぶこと、学ぼうとする姿勢が大事である。生徒の成長を共に喜び合える
教職員集団をめざし、教職員どうしの信頼関係を大切にし、情報と責任の共有をはかる。
学校教育目標に添って全校・学年の足並みをそろえ 組織とし て取り組む。
【校長より】
①本校にはこれまで長きにわたり築き上げてきた学校文化がある。また、本校の教職員は親和性が高く、認め合い、助け合い、支え合ってきた。これらを大切にしながら、教職員一人ひとりが持っている力をチームとして引き出せる組織でありたい。また、人が変わっても持続が可能な組織を作り上げていくために、ミドルリーダーが主体的に動きやすい学校づくりをしていきたい。
②めざす学校像は生徒だけでなく、「教職員が安心できる学校」「教職員が喜びを味わえる学校」「教職員を支援する学校」である。そしてすべての土台は「優しさのあふれる安心できる学校」にある。
③それぞれの教職員が生徒に備えさせたい「優しさ」・「賢さ」・「たくましさ」とはどんなものか「社会人基礎力」とはどんな力か、生徒をどう育てたいのかをしっかりと考え、イメ
ージし、それに向かうように指導して欲しい。
④社会で生きるためには「あいさつ」「感謝の気持ち」「わからないことは聞く」「思っていることを伝える」ことが大切。様々な場面で言葉の大切さを伝えて欲しい。自分の気持ちを、自分の言葉で語れる子どもを育てて欲しい。
⑤本校の主な課題として「不登校」と「低学力」がある。各学年や分掌、教科において、学校教育目標を意識した教育活動を行うことで、生徒の自己肯定感・自尊感情・意欲の向上を
図ることが、未然防止や解決への道である。学校生活や学習に対して、生徒のモチベーションを上げ、主体性を引き出すために、様々な工夫をしてほしい。
⑥生徒指導の基本は教職員と生徒・保護者との信頼関係にはじまる。まず顔をみて話し、理解を深めて欲しい。そうして「信頼の種」をまいておけばいずれ芽が出る。相手が「先生
は悪いようにしない」と信じてくれれば厳しい言葉も飲み込んでくれる。
子どもにとって多くの大人と関わり、影響を受けることはその成長に大きな影響を及ぼす。
学級・学年の枠にとらわれず、どの先生もどの生徒も三中の先生、三中の生徒として繋がってほしい。教職員にとっても、来年は自分の学級の生徒になるかもしれないという気持ちで接して「信頼の種」をまくことは大切である。
⑦授業は日々進化するもの。生徒の興味や主体性を広げるためには教科書に書き切れない行間を教師が受け止め、理解し、しっかりと準備をして望んで欲しい。今年度は授業改善として教職員の授業に対する困りごとの相談に乗れる人員を配置した。授業者一人で抱えず、チャレンジしたいことや困っていることは積極的に周りに相談をしてほしい。
⑧適応指導教室ステップと通級指導教室すこやかについて
今まで一つの教室で一人の教員が中心に運営を進めてきた。しかし、両教室の生徒数増と必要な配慮とともに、適応指導教室ステップに通級担当・児生支Co・非常勤の拠点を置くが、通級30名に対する業務、児生支Coの授業応援と不登校支援の業務、非常勤の支援学級への応援でこれらの教員が不在となる時間が想定される。よって他の教職員の応援もお願いしたい。また、生徒のステップから通常学級への復帰を促していきたい。
⑨学年通信・学級通信
等は是非見せてほしい。大きな情報収集源になっている。
⑩校長は大阪教育大学連合教職大学院M2となる。主な研究テーマは三中の教職員のモチベーションや仕事満足度を上げること。前期は月火水金19時前の退勤となるが可能な限り校務を優先していく。